7時 :ペットホテルでとら吉引取り。しばらく一緒に過ごす。
8時15分 :日通さんに預ける。
11時45分発、JL401便で出国。
いよいよ、今日は、とら吉のフライト。
日通さんとの約束の時間まで、また、ペットホテルの例の小部屋でいっしょに過ごそうと思い、
朝7時にホテルに迎えに行きました。
がんばるんだよ!
ペットホテルのスタッフさんは、宿泊の様子を細かく教えてくれました。
こちらが知りたいこと、ほぼ、すべてチェックしてくれています。
何回うんちをしたか、どんなうんちだったか、食事の様子、散歩の様子、それ以外の様子も。
たとえば、
ス 「散歩時は、歩くことに集中されていたようで、とてもお元気でした。
声をかけますと、振り向いてこちらを見てくださり、アイコンタクトもしっかりとってくださいました。
夜はよくお休みになられていたようです。食事も完食されていました。」
私 「あ、ありがとうございます。」(^_^;)
とても丁寧に、とら吉の行動も敬語で話してくださり、私、大変、恐縮。
かなり、こそばゆい。
でも、さすが!24時間態勢。いつでも食事、散歩を頼めます。
助かりました。
さて、しばらく、小部屋で過ごし、日通さんとの待ち合わせ場所へ。
が、いじけているのか・・・。
午前8時過ぎ、引き渡し。
なんとこの日は同じ便に2頭いるそうで、それはとても珍しいことだそう。
イギリスで再会できるかしらね。
とら吉は、ケージに入ると、ヒンヒン鳴いておりました。
隣のシーズーちゃんは、大人しかったあ。
後ろ髪ひかれながらも、日通さんにお願いして、別れました。
「いっときの我慢じゃ。ごめん。がんばれ。」
いや、本当はいっときじゃないんだけど。
12時間のフライト+前後5,6時間の移動、待機をケージで過ごします。
2011年11月23日()とら吉 イギリス到着
11月23日 午前2時40分(イギリス22日午後5時40分)、夫から電話。
とら吉を無事にゲットしたとのこと。
とら吉、ケージの中で約18時間くらい過ごしたことになりますが、おしっこも出なかったようです。
とら吉、元気です。がんばりました。
皆さま、応援、本当にありがとうございました。
とら吉、引っ越し先の探検も終わり、疲れてきたようです。
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2004年 とら吉 渡英物語 |
2004年1月20日 火曜日 渡英決定
旦那の転勤が決まる。場所はイギリス。1歳になったばかりのとら吉を連れていくかどうか家族会議になった。
しかし、私達の決断は早かった。【手離す事はできない。】
旦那は海外へ犬を連れて行く為の方法をインターネットで調べ始めた。
入国の際は、犬を一定期間検疫所に留めて健康状態をチェックする“係留”が必要らしい。そして、渡航先事情により、方法、必要書類、係留期間が異なるという事がわかる。
個人のホームページなどで経験談や詳細な手続き方法など、貴重な情報を得る事ができた。
イギリスは?
どうやらイギリスは他の国より係留期間が長いようだ。
たどり着いたのは“PETS”のWeb site。なんだかややこしい。
調べてみると、
英国の場合、係留期間は6ヶ月。ただし、2001年から日本での待機期間を係留とみるという方法もできるようになったとの事。
@犬にマイクロチップを挿入し、狂犬病予防接種。
A一月後、狂犬病の抗体検査の為、採血。血清を英国の検査機関に送る。
B検査機関から自宅に検査結果が郵送される。合格であれば、血清を採取した日から6ヵ月後を渡英可能日とする。
渡英までの手続きを大まかに書くとこのような流れになる。
なんだか、すごく手間がかかる。何やら書類もいっぱいあるし・・・。しかし、やらねば!
とら吉渡英に向けてのプロジェクトが始動した・・・。
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2004年1月24日 土曜日 マイクロチップ挿入
@動物病院で、マイクロチップ挿入と狂犬病予防接種。
マイクロチップ証明書、健康診断書、狂犬病予防接種証明書を発行してもらう。
特別な機械(バーコード読み取り器のようなもの、リーダーというらしい)をマイクロチップが入っている背中にかざすと、番号が読み取れる。すげぇ〜と感心。
トリミングとかブラッシング時に大丈夫なのかな、とちょっと不安になる。
実際は、全く問題ない。
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2004年2月5日 木曜日 クレート購入
とら吉輸送用のケージが必要という事で、ケージを購入。これは、英国が承認としている大きさがある。
犬の体から○cm以上余裕がなければいけない、ケージの中で回れる事など。代理店である日通に詳細を聞き、慣れさせる為に早めの購入。
また、ケージには水入れ(補給ボトルかカップ状の物)を付けなければいけない。
国際航空輸送協会(IATA)の安全基準をクリアしているペットシャトルを購入。(16,050円)
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2004年2月24日 火曜日 血清採取
A血清採取。
健康診断書、狂犬病予防接種証明書を検疫所に提出し、輸出検疫証明書(EXPORT QUARANTINE CERTIFICATE)を取得。
(血清の輸送方法を記載する欄もある。)
その後、英国の検査機関BIOBESTに送るつもりが、銀行小切手(32.5ポンド)購入が困難で明日に見送る。(カード決済でもOK)
イギリスポンドで銀行小切手を購入するには、申請後2〜4日かかるという。都内大手銀行ではその場で購入可能とか。いずれにしても問い合わせで振り回された。
今回は急ぐ為、都内銀行に問い合わせ、購入した。
手数料も想像以上に高かった。(某銀行で5000円の手数料。また、その銀行との口座などの取引があるかも聞かれた。カード決済にすればよかった。)
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2004年2月25日 水曜日 血清を送る
BIOBESTに指定の書類と共に血清を送る。
DHL WEBSITEで「invoice」をダウンロードし、必要事項を記入。送料は約13000円。EMSだと3000円くらいかも。
DHLだと自宅まで引き取りに来てくれ、輸送状況をインターネットででも確認する事ができる。
安心だが費用が目が飛び出る程高い。
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2004年3月1日 月曜日 旦那渡英
旦那は一足先に、旅立ち。とら吉はわかってないよな・・・。
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2004年3月7日 日曜日 合格証
BBIOBESTから書類が届く。
思っていたより早く届いた。サインのようなものと抗体の数値が書いてあるが、期待していた「合格!」の文字はない。(+_+)
多分合格であろうと推測されるその表示は数値と大なり符号の記述であった。
心配症の私達は念の為、検疫所に問い合わせた。
合格と確認でき、一安心。
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▽本格的な待機期間始まる。
(血清採取した2月24日からの計算で半年間の待機、渡英可能日は最短で8月24日となる。)
元気に過ごそう3月。
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2004年4月12日 月曜日 英国ペットシーツ事情
旦那からロンドンのペットショップ情報が入る。
ペットアトホームという比較的大きいペットショップの情報。ドッグフードは数多くあるが、現在食べている同銘柄のフードはないらしい。
そして、ペットシーツもパピー用しかないという。しかも、数枚で1パックとか。値段も日本で売られている値段と違って、とても高い。
イギリスの犬はペットシーツを使用しないのかな?
基本的に部屋飼いのとら吉なので、トイレが心配だ。
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健康に注意しよう4月。
まだまだだぜ5月。
もうひと息だ6月。(日本で犬を登録する為に必要な狂犬病接種をした。)
あとひと月だぜ7月!
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2004年7月23日 金曜日 書類準備
そろそろ、渡英までの書類手続きに動き出す。
日通に輸送の手配と見積もりを依頼。指定されたとら吉のサイズを計り、書類を作成する。
規定ではケージに水差しを付ける必要があるらしい。
英国大使館にPet Travel Scheme DeclarationをFAXで依頼する。
PETSホームページからC5の書類をダウンロードし、輸入者が記入する。
旦那が記入し、送り出す私に郵送で送ってもらう手はずをとる。(私が書いてもいいのではないかしら、と思うが。)
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2004年7月24日 土曜日 とうとう、あと1ヶ月
英国大使館に依頼していたPet Travel Scheme Declarationが郵便で届く。
●必要書類
・CERTIFCATION OFTREATMENT AGAINST TICKS AND TAPEWORMS(ANNEX)(検疫所から入手 動物病院が記入する。)
・Pet Travel Scheme Declaretion(英国大使館にFAXで申請、後日郵送してくれる。)
・C5(PETS WEBSITEからダウンロード)
(犬の輸出検査申請書は渡航までに検疫所が作成するので、必要ない。)
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2004年8月3日 火曜日 書類チェック
検疫所、日通と、書類に関して連絡をとる。当日、書類に不備があると修正ができないどころか、渡航までできなくなってしまう。ちょっと神経質になってしまう。
日通が事前にチェックをしてくれるとの事で、書類記入後、FAXを送る。
●FAXした書類
・BIOBEST社からの狂犬病抗体検査の書類
・健康診断書
・Pet Travel Scheme Declaretion
・C5
ただし、「CERTIFCATION OFTREATMENT AGAINST TICKS AND TAPEWORMS(ANNEX)」についてはノミダニ駆除後、動物病院が記入してくれたものをFAXし、チェックをしてもらう。
念の為、動物病院に渡航48時間前のノミダニ駆除の予約を入れる。
旦那は、現地代理店()と引渡し場所、時間の確認をする。27日(土)午後7時30分との事。現地の検疫を終えて出てくる場所は、一般の乗降客とは違う場所らしい。
そして私は、ペットシーツを日本でまとめ買いしていく事に決めた。
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2004年8月25日 水曜日 マダニ・条虫駆除
渡英前 24時間〜48時間の間に、動物病院でマダニ・条虫駆除を行い、CERTIFCATION OFTREATMENT AGAINST TICKS AND TAPEWORMS(通称 ANNEX)を記入、証明してもらう。
渡英前の最後の仕事。いよいよその日が近づいてきたと思う。
健康状態は良好、特に問題なし。本日日付で最新の健康診断書も取得。
ANNEXを記入してもらい、書類上の不備がないか、念の為、検疫所にFAXする。
不備があったら修正してもらわなければいけない、その為、動物病院の近辺で検疫所からの連絡を待つ。問題なし、との返事。
後は27日を待つのみ。
動物病院のY先生はじめ、スタッフの皆様、いろいろお世話になりました。m(__)m
本当にありがとうございました。
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2004年8月27日 金曜日 渡英
午前8時30分に検疫所の予約をとっているので、早めに出発する。
午前7時30分、成田貨物地区に到着。早めに着いたので、しばらく近辺を散歩。いつもと違う様子になんだか落ち着かないのか、排泄をしない。水も飲まない。
午前8時30分、成田検疫所にとら吉を連れていく。台車を借りてケージに入れたとら吉を連れて行く。事前にFAXでチェックしてもらっているので、書類手続きはスムーズに進む。簡単に健康チェックを行い、終了。とら吉を台車に乗せたまま、日通(代理店)に向かう。
代理店に書類を渡し、費用を払う。首輪とリードをつけてもらえないか聞くと、ケージの外につけてくれるという。(ただし、途中で紛失等があっても責任は問えない。)
ケージには水入れをつける事が必須だが、あえて、水は入れなかった。途中、とら吉が排泄してしまうと汚物で汚れたケージで長時間過ごす事になってしまうので、それで、余計な水分も取らせず、食事も与えなかった。
また、現地空港に到着した時に代理店の人がすぐに水を与えられるようにペットボトルをつけてくれるという。親切だなぁ。
9時05分、日通(輸送代理店)に引き渡す。
フライトは12時、イギリスまでの所要時間は13時間、検疫が4〜5時間かかるという。
約20時間、狭いケージの中で過ごす事になる。
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2004年8月28日 土曜日 日本時間 午前3時45分
(ロンドン現地時間 8月27日 金曜日 午後7時45分(サマータイムなので日本時間−8時間)
BGM:ヘッドライトテールライト
しらじらと夜が明け始めた頃、一本の電話が鳴った。
【代理店からとら吉を受けとった】、電話の向こうで旦那が嬉しそうに話す。とら吉からキスの嵐を浴びているようだ。
【とら吉は元気だ。水を飲まないが、多分、現地代理店がやってくれたのであろう、排泄も済ませたようである。】
はずむ旦那の声に安堵した。
とら吉のイギリス生活が始まった。
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