again! 2011年 とら吉 渡英物語 again!

* あくまでも個人的な情報です。輸送方法は変更になる場合がありますので、ご注意下さい。
また、輸送国によって手続き、係留方法などが異なりますので、実際に送られる場合は、検疫所、ペットの輸送関連機関などで手続き方法、費用などをご確認下さい。


2011年11月25日(金)渡英諸費用

●狂犬病抗体検査:12,000円
●獣医診察&証明書:   円
●日通輸送料:295,000円
●ペットタクシー:25,000円
◎合計:342,000円

上記以外の諸費用
●ペットホテル:6,000円

2012年1月1日から、イギリス向けのペットの輸送は書類などが簡易化されるそうです。
また、6か月待機などの必要がなくなるようです。

詳細は、Delfa、英国大使館のHPを確認してください。


以下、時系列で、2011年のとら吉の渡英準備、渡英について記載します。

________________________________

2011年5月 渡英準備 <狂犬病抗体検査>

とら吉、渡英するかどうか可能性は極めて低いが、 6か月待機になるとやっかいなので、狂犬病抗体検査をしておく。
狂犬病抗体検査が日本、相模原でできるようになったらしい。
(財)畜産生物科学安全研究所
なんと便利になったことよ。
宇都宮東動物病院で採血し、血清を送る。

ほどなくして、検査値の入った証明書が送られてきた。
5ul以上の抗体値確認の証書。

これで、万が一、渡英となったら、11月下旬には渡英できる。



2011年9月

渡英確定が出たので、輸出代理店の日通と成田検疫所に段取り確認する。
2004年に輸送した時と比べると、検疫所、日通ともに、格段に対応がよくなっている!!
日通は、細かいガイダンス資料をメール送信してくれるし、対応も素晴らしい。
検疫所も「アニパス」なんてWEB上で申請連絡できるようになっているし、こちらも対応が良い。
ありがたい。前回は、少し頼りない感じだったの。

●宇都宮→成田のペットタクシーを予約。(地元のペットタクシーは安価であった。)
●日通に輸出申し込み。(該当日はまだ先だが、事前に申し込んだ。飛行機の予約が取れたら、連絡をくれるとのこと。)
●検疫所に検疫予約。(申請書類をWEB送信後、電話予約。)

あとは、書類準備。
動物病院に依頼しに行かなきゃ。

ガイダンス資料で、ケージについて確認します。
細かく規定されている。体高、幅、体長について、記入すると、最適なサイズが表示されます。
文言にも、「そのサイズ以上のケージを用意する」べし。そして、「犬が中で立って歩き回れること」とあります。
実際、ぎりぎりサイズのケージで大丈夫だったという話も聞いたことがあるから、前回の状況より、かなり、厳しくなっていることは確かです。
ケージ いずれにしても、とら吉のケージは、大きいので問題なし。
そして、「外付けの給水器(1個)と内側に水受け・餌入れ(計2個)を
必ず取り付けてください。」とある。

どうして、給水器もつけて、水受けもつけるんでしょうか。
ケージについている給餌器は、基本的には1個だけです。
(写真は、既に別途購入したからです。)
日通に確認したところ、英国サイドが言うには、
万が一、フライトにアクシデントが起こり、別空港などに着陸するようなことがあった場合、
水と餌を別々の容器でやらないと不衛生だからということ。
なるほど、一理ありますな。
到着時に何か言われて嫌な思いをするより、念には念を。
言われる通りにしておく方がいいですね。
同じ容器が別売りであるだろうとネット検索すると、
とら吉のケージのメーカーであるMR.PETは、日本撤退しているらしい。
かろうじて、扱っているネットショップを見つけました。
商品約600円、送料600円です。
しょうがないですね。

あとは、給水器です。
最近は市販のペットボトルを装着できるタイプ、つまり、ノズルのみが一般的なようです。
そして、比較的、安価な1000円以内で購入できるようですね。
市販のペットボトルを使えるタイプは便利そうですね。でも、やわらかいペットボトルは、フライト時の振動とか、大丈夫なのかなあ。

昔ながらのビンがついているタイプだと、3000円〜4000円します。高いわあ。
まだ、しばらく時間の余裕もあるし、また、日通に確認してみようと思います。 ケージ



2011年10月7日 必要書類の確認と動物病院へ書類依頼

必要書類は、以下の6つ。

1、VETERINARY CERTIFICATE(英国大使館のWEBサイト、DefraのWEBサイトからダウンロード可能。)
2、狂犬病、ワクチン接種証明書
3、健康診断書
4、マイクロチップの埋め込み証明書
5、狂犬病抗体値検査証明書
6、輸出検査申請書

1〜3の書類は、動物病院の獣医師に作成依頼。
(1の書類は、Defraまたは英国大使館のサイトで入手し、獣医師に記入してもらう。)

4、5は、それぞれの処置後に受領しているので、既に所持している。

6は、インターネットから、検疫所サイトのアニパスで輸送日時を申請する。
(WEB上で申請し、輸送日時を電話で確認。
輸送当日、原本を印刷し、飼い主のサインを入れ、検疫所に提出する。
修正可能なので、渡英が確定したら、早めに提出しておいた方が自分が楽。)



2011年10月13日

書類1のVETERINARY CERTIFICATEにある、エキノコックス(さなだ虫の駆除)欄について、Defraと英国大使館サイトで確認したところ、
英国大使館サイト 「Echinococcus Multilocularis条虫及び特定のダニの侵入を防ぐ為、praziquantel成分が使用されているものに限ります。」という文言あり。
処置薬に成分が入っていることを獣医師に確認した。通常、含まれる成分らしい。
とりあえず、ひと安心かな。
あとは、飛行機の予約が取れるのを待つ。



2011年10月27日

日本の検疫所から電話。
「ご了承いただきたいことが・・・。」と。
来年1月1日からイギリスの検疫(抗体検査、6か月待機)が取っ払われるということが、WEBサイトに出ています。
これを受けて、日本の検疫側でも送り出し、受け入れ時の注意点が変更になるでしょう。

これまでイギリス(狂犬病発生国ではない)→日本(狂犬病発生国)入国は、比較的、容易であったが、
来年以降は、日本再入国時のハードルが上がると思います。

イギリスの検疫が緩くなるということは、EU、ロシア間との行き来も自由になります。
(たとえ、飼い犬がイギリスから出ないにしても)そうなると、日本入国時の検疫は厳しくなると思います。

ついては、日本再入国を考えている場合は、以下の点が必須になると思います。
@年に1度、狂犬病注射を受けておくこと。(2回以上の狂犬病注射が必要。)
A2年に1度、狂犬病抗体検査を受けておくこと。
B抗体値検査を受けてから、6か月待機が必要。

まだ、詳しくは決まっていないが、来年以降のイギリス検疫の措置を受けると、日本入国は厳しくせざるをえないとのこと。

イギリス行も6か月待機、数年後の日本再入国も6か月待機。
なんだか、とら吉、タイミング悪いわねえ。


2011年11月9日(水)渡英用書類のチェック

獣医さんにお願いしていた、EUフォームなどの書類を取りに行く。
健康証明書、狂犬病証明書、ワクチン証明書など、とても丁寧に作成してくれた。
その書類を検疫にFAXする。
検疫から確認の電話が入る。

「標識年月日は、マイクロチップを埋め込んだ日のことです。アニパスで修正し、再度申請し直してください。
獣医さんの病院スタンプがあれば、それを押印し、サイン、日付記入してもらった方がいいです。病院印がない場合は、大丈夫です。
毛の色はREDで統一しておいた方が、念のためですが・・・。」


マイクロチップを埋め込んだ時の毛色が「RED」表記なのである。
とら吉の今の毛色、どう見ても小麦色、茶色。年齢とともに退色してきているから、REDって感じではない。
しかし、マイクロチップ証明書は、1枚しかないユニークなものなので、作成し直しなどできない。
どっちに合わす?
ってことで、獣医さんに書類作成し直し依頼。
動物病院で事情を説明し、依頼。
来週、また取りに行く。 書類作成にいくらかかるのか、少し、不安。



2011年11月20日(日)渡英 24時間〜48時間前。動物病院でフロントラインとエキノコックス防虫薬

今日は、とら吉、渡英前の最終チェック。
獣医さんにフロントラインをつけてもらい、エキノコックス予防のための投薬。
この日に行くのは、
英国入国時の規定である「渡英24時間〜48時間前に、ノミダニ予防薬、エキノコックス予防薬をすること」
つまり、11月22日フライトのため、その24時間〜48時間前に上記の予防を、
獣医師にしてもらう必要があるのだ。


動物病院、日曜日は13時までなので、余裕で11時に行ったら、
「患者さんが多く、院長の診療予約は終了。他の先生なら対応できます。」

一瞬、慌てて、うっそ、院長じゃなきゃやばいんじゃね???

落ち着け。院長である必要はない。
夫に電話をしたり公園を散歩したりして、気を静める。
他の獣医さんでも、対応できるし、証明の記載は院長にもらえば大丈夫。
そうだ、そうだね。
もう一人の美人獣医さんに対応依頼し、13時予定。

さて、診察。「体重7kgですね、痩せましたね。」
えっ?責められてる?
落ち着け、そういうわけじゃない。

フロントラインは見慣れているが、エキノの錠剤がでかい!
美人獣医さんもびっくりの大きさで、「とら吉くん、大丈夫かしら。」
私「口に入るものなら何でも大丈夫です!」
美人「えー?ふふふ・・・」先生のことばが終わらないうちに、とら吉、のみ込んだ。はえっ。

無事に最終チェックが終了し、獣医さんに処置済の記載をしてもらう。

渡英前の大事な処置、これがないと、日本の検疫もイギリスの検疫も通過できません。

診察までの待ち時間、リフレッシュもかねて、動物病院近くの公園へ。
雨上がりのせいか、道には、あちらこちらに大きなミミズ。
ドキッとしますわ。
でも、お天気が良くて暖かくて、とら吉も楽しそうでした。
とら吉 公園 とら吉 公園 まぶしいっ
同じ場所で同じように撮ったのに、写真が、“紅葉”してる。

とら吉、明日はいよいよ、成田で検疫チェックです。

ドキドキです。


2011年11月21日(月)渡英前日 検疫チェック

  9時 :ペットタクシーで、成田へ移動。
 13時  :検疫到着。マイクロチップ、書類チェック。
 14時 :検疫終了。
    :日通さんに、台車を検疫所まで持ってきてもらう。日通へ移動。
 15時 :書類と明日の待ち合わせの確認、終了。

●ペットタクシー
前回の渡英は千葉在住だったので、検疫所まで自分で運転したが、今回は栃木からの移動で、私は運転無理。
ペットタクシーを見つける。
代行業者に紹介してもらった大手ペットタクシーに見積もりを出してもらうが、52,000円。
輸送量(295,000円)に加えて、目が飛び出ます。
夫が必死に探し、やっと一軒のペットタクシーを見つける。
「25,000円っすよぉ」と軽い返事。二つ返事だけに、よくわからない不安も募る。
しかし、同乗者一人OKと言うし、安いし、予約。

当日、ペットタクシー・・・、
バンタイプの軽自動車だった。。。
安いからしょうがないか。
私も助手席に乗せてもらう。
運転席のおじさんとめっちゃ近い。
ゴゴゴーッとエンジン音を立てながら、一般道をぶっ飛ばす。

そう、高速じゃなくて、旧道、一般道。「高速代は高いし、遠回りになっちゃうからさ。」
途中、道を間違えたりしながら、成田到着。

4時間かかったけど、まあ、とら吉の様子を見ながら、コンビニ休憩を自由にとれたし、
費用も安かったし、結果オーライです。
しかし、アットホームな運転手のおじさんは、ずーーーーっと、しゃべりっぱなしだった。
軽自動車だったので、運転席と助手席はとても近かった。
おじさん、生粋の地元らしく、わからないことばが結構ある。
私、適当に返事した部分もあり。おじさん、ごめん。

無事に送り届けてくれてありがとう、おじさん。

●検疫と日通チェック

おじさんと別れ、私は、検疫に電話をし、台車を借りて、とら吉をエッサホイサと検疫所へ。
事前に確認はとってあるけど、やっぱり、ドキドキ。
マイクロチップを確認し、書類を確認し、無事、検疫チェック終了。

次は、日通さんへ移動。
日通の担当者がケージについている水入れを確認、とら吉の大きさを計測、ケージの大きさを計測。

こちらも無事、終了。

●ペットホテル

あとは、明日のフライトを待つのみ。
とら吉は、本日ペットホテルにお泊り。 ペットホテルでは、夕朝食、散歩の時間を、留意点などを細かく確認。
ありがたいです。
明日のフライトを考えて、とら吉の食事時間と散歩の時間(散歩すれば、うん○も出る)を、
逆算しながら、お願いする。
たとえば、朝食は午前5時半、散歩は6時すぎと依頼。
そうすると、うんちも出せるはず。

とら吉は、朝から慣れない車での移動、知らない場所、
きっと、“不穏な空気”を感じとっているでしょう。
ペットホテルの貸切ルームで、しばらく一緒に過ごしました。
でも、慣れない場所だけに落ち着かない様子。
朝からずっと神経が張っていたようだから、かなり眠そうでもあります。
私のコートを椅子に置いてあげると、床づくりをしていました。
お疲れ様、とら吉。
明日、もうひとふんばりだ、がんばれ。

検疫の人が、「来年以降の再入国時は、検疫証明書の狂犬病接種項目は2行必要ですよ。
よくHPを見てくださいね。」
と言っていた。
イギリスは2012年から「清浄国」を外れるということで、逆に、日本入国が厳しくなる。
今度は、日本帰国時の準備をしながら、イギリス生活、送らなきゃね。



2011年11月22日(火)渡英日

   7時   :ペットホテルでとら吉引取り。しばらく一緒に過ごす。
   8時15分 :日通さんに預ける。

  11時45分発、JL401便で出国。


いよいよ、今日は、とら吉のフライト。
日通さんとの約束の時間まで、また、ペットホテルの例の小部屋でいっしょに過ごそうと思い、
朝7時にホテルに迎えに行きました。
がんばるんだよ!

とら吉ペットホテル ペットホテルのスタッフさんは、宿泊の様子を細かく教えてくれました。
こちらが知りたいこと、ほぼ、すべてチェックしてくれています。
何回うんちをしたか、どんなうんちだったか、食事の様子、散歩の様子、それ以外の様子も。
たとえば、

 ス 「散歩時は、歩くことに集中されていたようで、とてもお元気でした。
    声をかけますと、振り向いてこちらを見てくださり、アイコンタクトもしっかりとってくださいました。
    夜はよくお休みになられていたようです。食事も完食されていました。」

 私 「あ、ありがとうございます。」(^_^;)
とても丁寧に、とら吉の行動も敬語で話してくださり、私、大変、恐縮。
かなり、こそばゆい。
でも、さすが!24時間態勢。いつでも食事、散歩を頼めます。
助かりました。

さて、しばらく、小部屋で過ごし、日通さんとの待ち合わせ場所へ。
とら吉ペットホテル

が、いじけているのか・・・。


午前8時過ぎ、引き渡し。
なんとこの日は同じ便に2頭いるそうで、それはとても珍しいことだそう。
とら吉 引き渡し イギリスで再会できるかしらね。
とら吉は、ケージに入ると、ヒンヒン鳴いておりました。
隣のシーズーちゃんは、大人しかったあ。
後ろ髪ひかれながらも、日通さんにお願いして、別れました。
「いっときの我慢じゃ。ごめん。がんばれ。」
いや、本当はいっときじゃないんだけど。
12時間のフライト+前後5,6時間の移動、待機をケージで過ごします。








2011年11月23日()とら吉 イギリス到着
11月23日 午前2時40分(イギリス22日午後5時40分)、夫から電話。
とら吉を無事にゲットしたとのこと。

とら吉、ケージの中で約18時間くらい過ごしたことになりますが、おしっこも出なかったようです。
とら吉、元気です。がんばりました。

皆さま、応援、本当にありがとうございました。


とら吉、引っ越し先の探検も終わり、疲れてきたようです。

とら吉 英国初日



2004年 とら吉 渡英物語
2004年1月20日 火曜日 渡英決定

旦那の転勤が決まる。場所はイギリス。1歳になったばかりのとら吉を連れていくかどうか家族会議になった。
しかし、私達の決断は早かった。【手離す事はできない。】
旦那は海外へ犬を連れて行く為の方法をインターネットで調べ始めた。
入国の際は、犬を一定期間検疫所に留めて健康状態をチェックする“係留”が必要らしい。そして、渡航先事情により、方法、必要書類、係留期間が異なるという事がわかる。
個人のホームページなどで経験談や詳細な手続き方法など、貴重な情報を得る事ができた。
イギリスは?
どうやらイギリスは他の国より係留期間が長いようだ。
たどり着いたのは“PETS”のWeb site。なんだかややこしい。

調べてみると、
英国の場合、係留期間は6ヶ月。ただし、2001年から日本での待機期間を係留とみるという方法もできるようになったとの事。

@犬にマイクロチップを挿入し、狂犬病予防接種。
A一月後、狂犬病の抗体検査の為、採血。血清を英国の検査機関に送る。
B検査機関から自宅に検査結果が郵送される。合格であれば、血清を採取した日から6ヵ月後を渡英可能日とする。

渡英までの手続きを大まかに書くとこのような流れになる。 なんだか、すごく手間がかかる。何やら書類もいっぱいあるし・・・。しかし、やらねば!

とら吉渡英に向けてのプロジェクトが始動した・・・。



2004年1月24日 土曜日 マイクロチップ挿入

@動物病院で、マイクロチップ挿入と狂犬病予防接種。
マイクロチップ証明書、健康診断書、狂犬病予防接種証明書を発行してもらう。

特別な機械(バーコード読み取り器のようなもの、リーダーというらしい)をマイクロチップが入っている背中にかざすと、番号が読み取れる。すげぇ〜と感心。
トリミングとかブラッシング時に大丈夫なのかな、とちょっと不安になる。
実際は、全く問題ない。


2004年2月5日 木曜日 クレート購入

とら吉輸送用のケージが必要という事で、ケージを購入。これは、英国が承認としている大きさがある。
犬の体から○cm以上余裕がなければいけない、ケージの中で回れる事など。代理店である日通に詳細を聞き、慣れさせる為に早めの購入。
また、ケージには水入れ(補給ボトルかカップ状の物)を付けなければいけない。
国際航空輸送協会(IATA)の安全基準をクリアしているペットシャトルを購入。(16,050円)



2004年2月24日 火曜日 血清採取

A血清採取。
健康診断書、狂犬病予防接種証明書を検疫所に提出し、輸出検疫証明書(EXPORT QUARANTINE CERTIFICATE)を取得。
(血清の輸送方法を記載する欄もある。)
その後、英国の検査機関BIOBESTに送るつもりが、銀行小切手(32.5ポンド)購入が困難で明日に見送る。(カード決済でもOK)
イギリスポンドで銀行小切手を購入するには、申請後2〜4日かかるという。都内大手銀行ではその場で購入可能とか。いずれにしても問い合わせで振り回された。
今回は急ぐ為、都内銀行に問い合わせ、購入した。
手数料も想像以上に高かった。(某銀行で5000円の手数料。また、その銀行との口座などの取引があるかも聞かれた。カード決済にすればよかった。)



2004年2月25日 水曜日 血清を送る

BIOBESTに指定の書類と共に血清を送る。
DHL WEBSITEで「invoice」をダウンロードし、必要事項を記入。送料は約13000円。EMSだと3000円くらいかも。 DHLだと自宅まで引き取りに来てくれ、輸送状況をインターネットででも確認する事ができる。
安心だが費用が目が飛び出る程高い。


2004年3月1日 月曜日 旦那渡英

旦那は一足先に、旅立ち。とら吉はわかってないよな・・・。


2004年3月7日 日曜日 合格証

BBIOBESTから書類が届く。
思っていたより早く届いた。サインのようなものと抗体の数値が書いてあるが、期待していた「合格!」の文字はない。(+_+)
多分合格であろうと推測されるその表示は数値と大なり符号の記述であった。
心配症の私達は念の為、検疫所に問い合わせた。
合格と確認でき、一安心。


▽本格的な待機期間始まる。
(血清採取した2月24日からの計算で半年間の待機、渡英可能日は最短で8月24日となる。)



元気に過ごそう3月。

2004年4月12日 月曜日 英国ペットシーツ事情

旦那からロンドンのペットショップ情報が入る。
ペットアトホームという比較的大きいペットショップの情報。ドッグフードは数多くあるが、現在食べている同銘柄のフードはないらしい。
そして、ペットシーツもパピー用しかないという。しかも、数枚で1パックとか。値段も日本で売られている値段と違って、とても高い。
イギリスの犬はペットシーツを使用しないのかな?
基本的に部屋飼いのとら吉なので、トイレが心配だ。


健康に注意しよう4月。

まだまだだぜ5月。

もうひと息だ6月。(日本で犬を登録する為に必要な狂犬病接種をした。)

あとひと月だぜ7月!



2004年7月23日 金曜日 書類準備

そろそろ、渡英までの書類手続きに動き出す。
日通に輸送の手配と見積もりを依頼。指定されたとら吉のサイズを計り、書類を作成する。
規定ではケージに水差しを付ける必要があるらしい。
英国大使館にPet Travel Scheme DeclarationをFAXで依頼する。
PETSホームページからC5の書類をダウンロードし、輸入者が記入する。
旦那が記入し、送り出す私に郵送で送ってもらう手はずをとる。(私が書いてもいいのではないかしら、と思うが。)


2004年7月24日 土曜日 とうとう、あと1ヶ月

英国大使館に依頼していたPet Travel Scheme Declarationが郵便で届く。
●必要書類
・CERTIFCATION OFTREATMENT AGAINST TICKS AND TAPEWORMS(ANNEX)(検疫所から入手 動物病院が記入する。)
・Pet Travel Scheme Declaretion(英国大使館にFAXで申請、後日郵送してくれる。)
・C5(PETS WEBSITEからダウンロード)
(犬の輸出検査申請書は渡航までに検疫所が作成するので、必要ない。)


2004年8月3日 火曜日 書類チェック

検疫所、日通と、書類に関して連絡をとる。当日、書類に不備があると修正ができないどころか、渡航までできなくなってしまう。ちょっと神経質になってしまう。
日通が事前にチェックをしてくれるとの事で、書類記入後、FAXを送る。
●FAXした書類
・BIOBEST社からの狂犬病抗体検査の書類
・健康診断書
・Pet Travel Scheme Declaretion
・C5
ただし、「CERTIFCATION OFTREATMENT AGAINST TICKS AND TAPEWORMS(ANNEX)」についてはノミダニ駆除後、動物病院が記入してくれたものをFAXし、チェックをしてもらう。
念の為、動物病院に渡航48時間前のノミダニ駆除の予約を入れる。

旦那は、現地代理店()と引渡し場所、時間の確認をする。27日(土)午後7時30分との事。現地の検疫を終えて出てくる場所は、一般の乗降客とは違う場所らしい。
そして私は、ペットシーツを日本でまとめ買いしていく事に決めた。


2004年8月25日 水曜日 マダニ・条虫駆除

渡英前 24時間〜48時間の間に、動物病院でマダニ・条虫駆除を行い、CERTIFCATION OFTREATMENT AGAINST TICKS AND TAPEWORMS(通称 ANNEX)を記入、証明してもらう。
渡英前の最後の仕事。いよいよその日が近づいてきたと思う。
健康状態は良好、特に問題なし。本日日付で最新の健康診断書も取得。
ANNEXを記入してもらい、書類上の不備がないか、念の為、検疫所にFAXする。
不備があったら修正してもらわなければいけない、その為、動物病院の近辺で検疫所からの連絡を待つ。問題なし、との返事。
後は27日を待つのみ。

動物病院のY先生はじめ、スタッフの皆様、いろいろお世話になりました。m(__)m
本当にありがとうございました。


2004年8月27日 金曜日 渡英

午前8時30分に検疫所の予約をとっているので、早めに出発する。
午前7時30分、成田貨物地区に到着。早めに着いたので、しばらく近辺を散歩。いつもと違う様子になんだか落ち着かないのか、排泄をしない。水も飲まない。
午前8時30分、成田検疫所にとら吉を連れていく。台車を借りてケージに入れたとら吉を連れて行く。事前にFAXでチェックしてもらっているので、書類手続きはスムーズに進む。簡単に健康チェックを行い、終了。とら吉を台車に乗せたまま、日通(代理店)に向かう。
代理店に書類を渡し、費用を払う。首輪とリードをつけてもらえないか聞くと、ケージの外につけてくれるという。(ただし、途中で紛失等があっても責任は問えない。)
ケージには水入れをつける事が必須だが、あえて、水は入れなかった。途中、とら吉が排泄してしまうと汚物で汚れたケージで長時間過ごす事になってしまうので、それで、余計な水分も取らせず、食事も与えなかった。
また、現地空港に到着した時に代理店の人がすぐに水を与えられるようにペットボトルをつけてくれるという。親切だなぁ。
9時05分、日通(輸送代理店)に引き渡す。
フライトは12時、イギリスまでの所要時間は13時間、検疫が4〜5時間かかるという。
約20時間、狭いケージの中で過ごす事になる。


2004年8月28日 土曜日 日本時間 午前3時45分
(ロンドン現地時間 8月27日 金曜日 午後7時45分(サマータイムなので日本時間−8時間)

BGM:ヘッドライトテールライト

しらじらと夜が明け始めた頃、一本の電話が鳴った。
【代理店からとら吉を受けとった】、電話の向こうで旦那が嬉しそうに話す。とら吉からキスの嵐を浴びているようだ。
【とら吉は元気だ。水を飲まないが、多分、現地代理店がやってくれたのであろう、排泄も済ませたようである。】

はずむ旦那の声に安堵した。

とら吉のイギリス生活が始まった。





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